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コラム(2016年04月15日)

「クレヒス」とは?クレジットヒストリーの重要性と確認方法

クレジットヒストリーの重要性と確認方法

最近よく耳にするようになった「クレヒス」という言葉。クレジットヒストリーを略した言葉で、カードの利用状況や返済状況などを登録した信用履歴のことを言います。この「クレヒス」は、ローンやクレジットカードの審査時に大きな影響を及ぼすことをご存じでしょうか。「クレヒス」情報に良くない履歴があった場合、クレジットカードを新たに作れなくなったり、ローン審査に通らない可能性があります。
今回は、「クレヒス」の重要性や信用機関への開示請求方法、利用状況の確認方法を解説します。これからローンやクレジットカードの申込みをする方、審査に通らなかった原因を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「クレヒス」とは?

「クレヒス」とは、クレジットヒストリーを省略した言葉で、「クレジットカードの利用歴」のことをいいます。
クレジットカードを利用して決済し、期日内にきちんと支払ったかどうかを確認する履歴のことです。

信用履歴=「クレヒス」の重要性

クレヒスの重要性

新しいクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりするときは、この「クレヒス」が重要です。 新規に融資の申し込みをすると、金融機関は「個人信用情報機関」にアクセスし、個人の信用履歴を確認する仕組みになっています。

その際に大きく関わってくるものが、「クレヒス」です。金融機関では、「クレヒス」の内容も与信のための1つの判断としています。 「クレヒス」に登録されている主な内容は、過去の契約、支払い状況、個人情報です。申込みがあった金融機関は、契約者がクレジットカードを何枚持っていて、過去にどんなローンを組んだのか、支払い日に入金が行われているかなどを確認します。 個人情報には、契約者の氏名、生年月日、住所といった基本的な情報のほか、勤務先や運転免許証の有無、健康保険証の種類まで詳細に登録されているので、虚偽の内容を申告することはできません。

そのため、長年にわたってきちんとクレジットカードの支払いをしていることが確認できれば、金融機関の審査を通過できる可能性が高まります。

金融機関で評価されやすい「クレヒス」とは

金融機関で評価されやすい「クレヒス」とはどんなもののでしょうか?
ローンやクレジットカードの審査の際に、毎月の支払い日に決められた金額をきちんと入金した履歴が続いていれば、良い評価となります。
ローンやクレジットカードを申し込むと6ヶ月間履歴が残ります。短期間で複数社への申し込みがあると「何か事情があるのでは?」と思われ、ローン審査などに影響することもあります。

「クレヒス」には債務整理の記録も登録されているため、過去に任意整理や個人再生、自己破産の手続き等を行っている場合「クレヒス」に影響します。債務整理の情報は一生残るわけではありませんが、一定期間は良い評価とならないことは想像できると思います。
そのほか、スマートフォン端末を分割払いにしていて支払いが遅れた人、奨学金の返済を延滞している人も、信用履歴に記録が残ります。

支払い日にきちんと入金しているのにローン審査などが通らないときは、信用情報機関へ開示請求を行い、事実確認を行うこともひとつの方法です。万が一誤った履歴があった場合、信販会社に連絡すれば「クレヒス」を訂正してもらえます。

信用情報機関への「クレヒス」開示請求方法

クレヒスの確認方法

「クレヒス」は「金融機関のみが確認できるもの」というイメージを持っている方が多いかもしれません。しかし、個人信用情報機関にアクセスすると、誰でも簡単に自身の「クレヒス」を確認できます。

現在、日本国内にある個人信用情報機関は「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」「株式会社日本信用情報機構(JICC)」の3つです。開示方法は、郵送、窓口、インターネットの3種類があります。
以下に、各信用情報機関で利用できる開示請求方法をまとめました。

・全国銀行個人信用情報センター(KSC)……郵送のみ
・株式会社シー・アイ・シー(CIC)……郵送、窓口、インターネット
・株式会社日本信用情報機構(JICC)……郵送、窓口、スマートフォンアプリ



例えば、株式会社シー・アイ・シーで確認する場合、最も手軽な方法はインターネット開示で、パソコンやスマートフォンでも「クレヒス」の開示請求ができます。詳しい手順は、株式会社シー・アイ・シーのホームページでご確認ください。

ひとつ注意したいのが、開示請求の手数料の支払い方法はクレジットカード払いのみの取り扱いになっているという点です。クレジットカードを所有していない方や、過去に支払い遅れなどがあってカードを利用できない状況にある方は、郵送か窓口のどちらかの方法で開示請求を行いましょう。郵送の場合は、申請書と手数料を信用情報機関に送ると、10日程度で開示報告書が届きます。

開示請求した「クレヒス」の見方

クレヒスの情報を開示するとさまざまな履歴が確認できます。その中でも、ローンやクレジットカードの審査において特に重要なのが「お支払いの状況」という欄の「返済状況」という項目です。ここに「異動」と記載されていると、過去に返済遅れや延滞があるなど、利用状況に問題があると判断されます。なお、クレジットカードを利用し、延滞なく支払いが行われている場合は、空欄となっています。

また、ローンやクレジットカード審査の際は「入金状況」という項目も重要です。ここには、過去24ヶ月分の支払い状況が記号で細かく記載されています。以下に、それぞれの記号の意味をまとめました。

$:請求通りの入金があった
P:請求額の一部のみが入金された
R:契約者以外から入金された
A:契約者の事情で約定返済日に入金がなかった(未入金)
B:契約者の事情とは関係ない理由で入金がなかった
C:入金もなく、理由も不明
-:カードを利用していない(請求なし)

 

入金状況の項目に「$」マークが並んでいれば、正常な返済をしている「クレヒス」と判断され、ローンやクレジットカードの審査に通りやすくなります。反対に「P」「R」「A」「B」「C」マークが並んでいる場合は要注意です。スムーズに返済ができていないということなので、審査に響く可能性が高いでしょう。ちなみに、クレジットカードを持っているもののまったく利用していない人は「-」マークが続いているか、入金状況の項目は空欄になっています。

おわりに

今回は、「クレヒス」についてご紹介しました。利用状況に問題がなければ、スムーズな返済をしている履歴が積み上がって審査を通過しやすくなります。しかし、返済が遅れたり滞納が続いたりすると、不利になる可能性が高いでしょう。
新規のクレジットカードやローンを申込をしようとしても、なかなか審査に通らないという方は、もしかしたらご自身の「クレヒス」に何か問題があるのかもしれません。まずはその原因を把握するために、ぜひご自分の「クレヒス」を確認することをおすすめします。

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