カードローン・キャッシング コラムCOLUMN
消費者金融でお金を借りる際には、審査に通過する必要があります。このときの審査基準は消費者金融によって異なり、内容は公開されていません。
しかし、各社で共通して重視されるポイントがあり、それを理解した上で審査に臨むことが大切です。
この記事では、審査にあたって踏まえておくべきポイントや、審査に通らないときに考えられる理由のほか、準備しておくべき書類などについて解説します。
消費者金融のカードローンに申込むと、申込者の返済能力などを確認する審査が必ず行われます。個人向けの融資を行う消費者金融やクレジットカード会社、信販会社などの貸金業者は、貸金業法という法律によって審査が義務付けられているためです。
貸金業法では個人の返済能力を超えた貸付が禁止されており、申込者が安心してお金を借りるために審査が実施されるのです。「審査なし」や「審査が甘い」とうたっているのは違法業者の可能性があるため、注意してください。
消費者金融の審査は各社で基準が異なり、原則として非公開となっています。申込者が審査結果の理由を確認することはできませんが、一般的には以下のようなポイントが審査において重視されるといわれています。
消費者金融の審査を通過するために前提となるのが、貸付条件をクリアしているかという点です。貸付条件は各社によって異なりますが、例えば「20歳以上であること」「安定した収入があること」などが挙げられます。
年齢については、民法改正で20歳から18歳に成年年齢が引下げられましたが、20歳以上を条件とする消費者金融も多くあります。各社のWebサイトなどで、まずは貸付条件を確認しておきましょう。
消費者金融の審査の通過にあたって最も重要なポイントが、返済能力です。返済能力を超えた貸付を行わないことは申込者を守るだけではなく、消費者金融が貸金を回収できないリスクを防止することにもつながるためです。
年収や勤務先、仕事内容、雇用形態、勤続年数、家族構成、居住形態などの情報をもとに、一人ひとりの返済能力が総合的に判断されます。
信用情報に問題がないかという点も、消費者金融の審査にあたって重視されるポイントです。信用情報とはクレジットカードやローンなどの利用履歴のことで、それらはすべて信用情報機関に登録されます。
消費者金融は審査の際、信用情報機関に照会して申込者がこれまで返済を遅延していないかなどの確認を行います。返済の遅延などの記録があると、審査を通過できない場合もあります。
消費者金融の審査を通過するためのポイントとして、他社からの借入金額や借入件数がどの程度あるかという点も挙げられます。消費者金融で借りられる合計金額の目安は、貸金業法の総量規制により「年収の3分の1以下」と定められています。
他社からの借入れも含めて、借入金額が年収の3分の1に収まるかどうかという点も審査では重要なポイントです。
消費者金融の審査に通らない場合、収入や他社からの借入状況など、さまざまな理由が考えられます。ここからは、審査にマイナスの影響を及ぼす可能性があることについて、詳しく見ていきましょう。
収入が不安定であることは、消費者金融の審査に通らない理由のひとつです。審査では、毎月滞りなく返済できるかが重視されます。そのため、収入の額だけでなく、それが安定していて継続的であるかも大切なポイントとなります。
年収が高くても、月ごとにばらつきがある場合、安定収入とみなされないこともあるでしょう。反対に、年収が低くても継続的に収入があれば、毎月問題なく返済できると判断される可能性があります。
同時に複数の金融機関で借入れをしていることが、消費者金融の審査に通らない要因となることもあります。他社からの借入れがある中でさらに新たに借入れの申込みをすると、毎月の返済負担が大きくなるため、返済能力が足りないと判断される可能性があります。
特に、貸金業法の総量規制により、他社も含めた借入金額の合計が年収の3分の1を超える場合、新たにお金を借りることはできません。
また、実際に借入れはせず、申込みをしただけでも、その履歴は信用情報機関に登録されます。短期間で、複数の金融機関で申込みをした履歴があると、お金に困っていると判断される可能性もあるため注意しましょう。
これまで、クレジットカードやローンの返済が遅れたことがあれば、消費者金融の審査に通らない場合があります。過去に返済を遅延したなどの履歴は、一定期間、信用情報機関に登録されます。審査で返済の遅延などが確認されると、信用情報に問題があるとみなされる可能性があるためです。
また、携帯電話を分割払いで購入し返済を遅延した場合も、延滞した情報が登録される可能性があるため注意が必要です。
借入希望額が大きすぎることも、審査を通過できない要因のひとつとなります。消費者金融でお金を借りる際は、貸金業法の総量規制によって年収の3分の1を超える貸付が禁止されているため、年収と照らし合わせて借入希望金額を設定する必要があるでしょう。
例えば、年収300万円の人が200万円を借入希望額として申込むと、総量規制をオーバーするため希望額での借入れはできません。
審査を通過できない理由として、在籍確認がとれないことも考えられます。消費者金融では審査の際に、勤務先などに電話で在籍確認を行うことがあります。
何度電話をしてもつながらないなど、申込みの際に申告した勤務先に所属している事実の確認ができなかった場合、審査に通過できないこともあるでしょう。
万が一、消費者金融の審査に通過できなかった場合、どのような対処をすれば良いのでしょうか。ここからは、審査に落ちた際にしておくべきことについて紹介します。
消費者金融の審査に落ちたときの対処法として、少しでも借入先と借入金額を減らしておくことが大切です。他社で少額の借入れをしている場合は、完済しておくことをおすすめします。
または、おまとめローンなどを活用して、借入先を一本化しておきましょう。現在、借入れをしている合計金額を、可能な限り減らしておくことで、審査通過の確率を上げることができます。
審査に落ちた場合は、期間を空けて再び申込むのも選択肢のひとつです。審査に落ちてすぐに再び消費者金融に申込むと、信用情報機関に履歴が残っているため不利になる可能性があります。
再度申込みをする際、企業で働いている場合は、勤続年数も意識しておきましょう。次の審査まで退職せずにできるだけ長く勤めていれば、収入が安定していると判断され、より審査に有利となる可能性もあります。
消費者金融の審査を受ける際には、本人確認や収入証明に関する書類が必要となります。ここからは、審査で準備しておくべき書類について、詳しく紹介します。
消費者金融の審査でまず必要になるのは、本人確認書類です。各社によって異なりますが、一般的には以下のいずれかを提出することが多く、場合によっては2点提出を求められるケースもあるため、申込みの前に確認しておきましょう。
・運転免許証(または運転経歴証明書)
・住民基本台帳カード
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・健康保険証
・在留カード
・特別永住者証明書
・パスポート
・住民票の写し
消費者金融の審査では、安定した収入があることがわかる書類が必要です。なお、収入証明書が必要になるのは「1社で50万円を超える借入れをする」または「2社以上の借入総額が100万円を超える」場合が一般的です。
ただし、各社によって、上記の条件にあてはまらない場合でも収入証明書を求められることがあるため、事前にWebサイトなどで確認してみてください。
・源泉徴収票
・給与明細書
・住民税決定通知書
・確定申告書
・所得証明書(または所得課税証明書)
消費者金融の審査では、返済能力や信用情報、他社からの借入状況などが問われます。消費者金融に申込みを行う際は、審査を通過するためのポイントを理解し、準備しておくことが大切です。
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