カードローン・キャッシング コラムCOLUMN
企業会計における「キャッシュフロー計算書」は、お金の流れを把握するために非常に重要です。企業価値を推し量るための1つの重要な材料にもなります。
では、企業会計と同様に、しっかりと家計簿をつけてお金を管理している方はどれくらいいるのでしょうか。実は、企業における会計管理と家計管理の基本は同じです。
今回は、未来家計簿「キャッシュフロー表」の作り方をご紹介します。
キャッシュフロー表とは、人生設計をお金の流れと共に具体的に書き出したものです。そのため、「収入」「支出」「年間収支」「資産残高」の4つが必須項目になります。
キャッシュフロー表を作成するために、まずは現在の収支を把握しましょう。未来家計簿作成の基本は、毎年の収入から支出を差し引いたものを現状の貯蓄に加えていく、その繰り返しです。
「未来の収入や支出がどうなるか分からない」という方も多いと思います。確かに将来何が起きるかは誰にも分かりませんが、ある程度の予想を立てることは可能です。たとえば子どもの入学や卒業、自分自身の定年退職など、年齢に応じたライフイベントは必ず訪れるものといえるでしょう。自分や子どもの年齢をキャッシュフロー表の中に記入しておけば、重要なライフイベントの時期を一目で確認することが可能です。
また、住宅の取得や車の購入などについても、おおよその時期が決まっているのであればあらかじめキャッシュフロー表に記載しておくことで将来にわたる収支の予想が立てやすくなります。
支出は「基本生活費」「教育費」「保険料」「ローン返済費」「その他」によって予想を立てましょう。
「教育費」は、私立を選ぶか、公立を選ぶかによって大きな違いが生じます。
また、「ローン返済費」は、キャッシュフロー表において重要な項目です。家計に関わることの多いローンとしては、「住宅ローン」と「自動車ローン」が挙げられます。住宅ローンは通常30~35年の長期にわたるローンを組むことが多いですが、それをどのように返済していくのかもキャッシュフロー表に反映させてください。
同じペースでコツコツ返済することも1つの方法ですが、老後にまで返済が長引く可能性もあります。頭金の金額や繰上げ返済のタイミングなど、その他のライフイベントとの兼ね合いを考えながら前もって返済計画を立ててください。
また、今後車を買い換える予定があり、ローンによって購入することを予定している場合は、その金額もキャッシュフロー表に書き入れましょう。
保有している資産がどのように変化するかを完全に把握することは難しいですが、運用能力や経済環境などを考慮しながら、可能な範囲で具体的に記入していきます。投資などの資産運用を行なっている場合は、見込まれる運用利回りをもとに年間の利益を算出し、それを前年度までの資産残高に足していく作業を行ないます。
キャッシュフロー表を作成することにより、その後の人生における収入と支出、そしてそれを差し引いた額がどのように貯蓄されていくのか、その動きを目に見える形で具体的に把握することができます。もちろん、実際にプランどおりの人生を送れるはずもありませんが、どのようなタイミングでまとまったお金が必要になり、家計が危機に瀕するのかを少なくとも予測することはできるはずです。
キャッシュフロー表を作成した後は、この先訪れるかもしれない危機を回避するためにどうすれば良いのか、あらかじめ準備・検討することが重要になります。支出を減らすのか、あるいは収入を増やすのか、具体的な対処方法を前もって考えることによって、退職後に安心してセカンドライフを送ることができるでしょう。
未来の家計簿「キャッシュフロー表」の作り方についてご紹介しました。支出が増えるタイミングがあらかじめ分かっていれば、安心できます。しかし、前もってやりくりしたとしても予測できない事態により、家計が苦しくなることもあるでしょう。そのようなときは、一時的にカードローンを利用することも1つの手段です。
スルガ銀行グループのダイレクトワンでは、1万円からのお借入れが可能なため、上手に利用すればその後の返済が支出を圧迫することもありません。キャッシュフロー表で未来の家計を予測しながら、計画的にキャッシング(カードローン)を家計のサポートに利用することも検討してみてください。