キャッシング・カードローン コラムCOLUMN

コラム(2016年07月28日)

[Vol.57]
クレジットカード不正利用の原因と補償

クレジットカードのサインと署名の書き方

クレジットカードの利用明細や銀行の預金通帳をチェックした際に「こんなお店で買い物しただろうか」「こんなに大金が引き落とされているなんておかしい」と疑問を感じたことはありませんか?まだ経験がない、と安心することはできません。クレジットカードの不正利用被害は、誰にでも起こり得ることなのです。

そこで今回は、クレジットカード不正利用の原因と補償についてまとめてみました。正しい知識を身に付けておけば、いざというときに安心です。

クレジットカード不正利用の原因

不正利用の原因

クレジットカードの名義人以外の第三者が勝手にクレジットカードを利用することを「不正利用」といいます。不正利用が起こる原因は、大きく分けると3つあります。

まず1つ目は、クレジットカードの紛失や盗難です。カードそのものが第三者の手に渡ることで、悪用されてしまうケースです。

2つ目はスキミングで、クレジットカードの磁気情報を盗み、全く同じ情報を持つカードを複製する手段によるもの。クレジットカードの不正利用犯罪では最も多い行為です。

そして3つ目は、個人情報の流失によるもの。近年オンラインショッピングの利用者が急増しており、気軽に利用できるクレジットカード決済は一番選ばれている決済方法です。この決済時に、コンピュータウイルスなどが原因でクレジットカード情報が第三者に漏洩することがあります。

以上の3つが、クレジットカードの不正利用の主な原因です。クレジットカードの紛失や盗難は、自分自身の注意である程度防ぐことができますが、スキミングや個人情報盗難については非常に巧妙な手口で行なわれるため、知らない間にクレジットカード情報を奪われる可能性があります。

クレジットカード不正利用に遭った場合の補償

不正利用に遭った場合の補償

上記の不正利用の被害を補償するために、全てのクレジットカードには「盗難保険」が付帯されています。そのため、不正利用されて心当たりのない請求が来ても、ショッピング枠の被害なら原則として保険でカバーできるので安心です。ただし、キャッシング枠の被害は補償適用外となるため、注意が必要です。
キャッシング枠の利用のためには「クレジットカードの現物」と「あらかじめ登録した暗証番号」の両方が必要になるため、クレジットカードの盗難やクレジットカード番号等の漏えいが起こっただけでは直接不正利用に結びつく可能性は低いとみなされているのでしょう。

しかし、暗証番号を誕生日や車のナンバーなど他人に類推されやすい番号に設定していると、クレジットカードが盗難された場合にキャッシング枠が不正利用される危険性が高まりますので、十分に留意しましょう。

なお、盗難保険を適用させるためには、クレジットカードの紛失や不正利用に気付いた時点ですぐにクレジットカード会社に連絡しなければなりません。補償されるのは「クレジットカード会社が通知を受けた日からさかのぼって60日以内の不正利用分についてのみ」と規定しているクレジットカード会社が多いためです。連絡した際は、不正利用された金額や日時、請求元の社名を告げましょう。そのうえで、警察に紛失届や盗難届を提出します。場合によっては、警察に提出した紛失届等の届出番号をクレジットカード会社に申告する必要があるため、必ず控えておきましょう。
あとはクレジットカード会社が調査をし、不正利用が認められればその分の請求が取り消されます。もし、すでに引き落とされてしまった後でも、クレジットカード会社への連絡からさかのぼって60日以内の代金であれば返還されます。そして、不正利用されたクレジットカードは無効となり、クレジットカード番号が変更された新しいクレジットカードが手元に届く仕組みです。

補償されない条件に注意

このように盗難保険のおかげでクレジットカードを安心して利用することができますが、多くのクレジットカード会社では次のような条件に該当する場合は補償を受けられないと規定しているため、注意しましょう。

・名義人に重大な過失があると認められた場合(クレジットカード署名欄の未署名や、安易に予想できる暗証番号の設定など)
・名義人の合意のうえでの第三者による利用
・キャッシング枠の不正利用
・クレジットカード会社へ通知した日から61日目以降に生じた損害
・警察に紛失届や盗難届を出していない場合
・クレジットカード会社への提出書類に不備があった場合
・大地震などの天災・戦争等による著しい秩序の混乱中に生じた紛失・盗難を原因とする損害

これらは、クレジットカード契約時に必ずチェックしなければならない「約款」に記載されています。クレジットカード会社により保障内容及び条件は異なりますので、あらかじめきちんと確認しておきましょう。

不正利用を防ぐ&すぐ気付く方法とは

補償されない条件から分かるとおり、不正利用を防ぐ一番大切なことは、クレジットカードの管理を徹底してきちんと行なうことです。クレジットカードを作ったら、真っ先にクレジットカードに署名しましょう。そして、暗証番号は自分だけが分かる数字を設定します。生年月日や電話番号、住所から推測できるものや、4桁同じ数字、「1234」といった並びの数字は使わないでください。
個人情報に関しても細心の注意を払いましょう。怪しいサイトにクレジットカード情報を登録したり、コンピュータウイルス未対策のパソコンやスマートフォンで決済したりすることは、自ら危険に近付くことになりかねません。思わぬところで大切な情報が漏えいしないように、登録先のサイトはきちんと見極めてください。
不幸にも被害に遭ってしまっても、前述のとおり60日以内のものなら原則として補償されます。不正利用にすぐ気付くためにも、利用明細をこまめに確認する習慣が大切です。Web明細サービスなら、郵送の明細より気軽に確認しやすいため、大変便利です。クレジットカードは現金払いと異なり、意識しないと支払金額を把握しにくいですが、Web明細サービスなどを上手に利用すれば、安心してお金の管理を行なうことができます。

おわりに

今回は、クレジットカード不正利用の原因と補償についてご紹介しました。
不正利用されたことに気付いたら、早めに対処すれば原則として補償を受けられます。ただし、不正利用の補償には一定の条件を満たすことが必要ですので、普段から利用金額を正確に把握することや、他人に推測されにくい暗証番号を設定するなどの対策が重要です。

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