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投稿日:2022年08月28日

クレジットカードの分割払いとリボ払いの違いは?手数料の違いや使い分けを解説

クレジットカードがあれば、支払いがスムーズになるだけでなく手持ちの現金がなくてもショッピングを楽しめます。クレジットカードの支払方法は、一括払い・分割払い・リボ払いなどが選べるため、自分のニーズに合わせて支払いができることが特徴です。
一括払いはまとめて1回で支払うのに対し、分割払いとリボ払いは複数回に分けて支払います。しかし、分割払いとリボ払いは、仕組みや手数料が異なるため、正しく理解した上で使い分けることが大切です。
この記事では、分割払いとリボ払いの特徴と違い、支払い方法を上手く使い分けるポイントについて解説します。計画的にクレジットカードを利用したい人やお得な支払い方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

「分割払い」と「リボ払い」のそれぞれの特徴

「分割払い」と「リボ払い」のそれぞれの特徴

分割払いとリボ払いは、複数回に分けて返済を行うことが共通点です。しかし、選択する支払方法によっては、損をする可能性もあります。 分割払いとリボ払いの支払い方法の特徴は、下記のとおりです。

・分割払い:支払回数を複数に分ける
・リボ払い:毎月決まった金額を返済する

ここでは、2つの支払い方法の仕組みとメリット・デメリットを詳しく解説します。

「分割払い」の特徴

分割払いは、支払回数を指定して複数回に分けて支払う方法です。支払回数は、2・3・6・10回などから選択できます。支払回数によっては分割手数料が発生し、支払回数が多いほど分割手数料は高くなる仕組みです。ただし、選択できる支払回数や分割手数料の利率はカード会社によって異なります。

分割払いのメリット・デメリットは、下記のとおりです。

メリット

デメリット

・指定した回数で支払いを完了できる
・返済計画が立てやすい

・月々の返済金額を変更できない
・複数の分割払いがあると把握が難しくなる

分割払いは、月々の支払い負担を軽減したい人に向いています。ただし、複数の分割払いがあると把握が難しくなるため、注意して利用しましょう。
また、毎月の返済額が固定されるため、無理なく計画的に返済していきたい人にもおすすめです。月々の返済負担が大きくならないように、家計のバランスを考えつつ支払回数を決めることがポイントです。

「リボ払い」の特徴

リボ払いは、リボルビング払いの略で、「revolve(回転する)」が語源です。
リボ払いは、毎月の支払金額を設定して支払えますが、金利手数料が発生します。
毎月の支払金額には、元金と金利手数料が含まれる仕組みです。
返済中に他の支払いが発生した場合でも、月々の支払金額は設定した内容のままです。ただし、支払期間はその分長くなることが特徴です。
リボ払いには、下記のメリット・デメリットがあります。

メリット

デメリット

・月々の返済金額を調節できる
・支出管理がしやすい

・支払総額が高くなりやすい
・返済期間が長期化しやすい

リボ払いは、自由に返済金額を変更できるため、支出管理がスムーズです。ただし、返済金額を変更すると返済期間が変わるため把握が難しくなります。返済期間が長期化しやすくなり、支払総額が他の支払い方法に比べて高くなることも理解しておきましょう。
リボ払いは、月々の返済金額を都度調整したい人におすすめです。「しばらくは月々の支払い負担を軽減したい」「余裕がある月は多めに返済したい」など、状況に合わせて計画的に返済ができます。

「分割払い」と「リボ払い」の違い

分割払いとリボ払いの違いは、「何を指定するか」です。リボ払いと分割払いには、以下の違いがあります。

分割払い=買い物ごとの支払回数を指定する

分割払いは、利用金額を何回払いにするかを自分で設定できることが特徴です。支払回数によって毎月の支払額が変わります。10回払いを選択した場合の支払いシミュレーションは、下記のとおりです。

1万円の商品

月々1,000円+分割払手数料

3万円の商品

月々3,000円+分割払手数料

分割払いでは、利用金額と支払回数によって月々の支払金額が変化します。分割払いは返済回数があらかじめ設定した回数に決まっているため、10回払いであれば10カ月で完済が可能です。

リボ払い=毎月の支払金額を指定する

リボ払いは、毎月の支払額を自分であらかじめ設定できることが特徴です。月々の支払額は、設定した金額に固定されます。利用残高がいくらであるかは関係ありません。
リボ払いは支払金額が一定のため、利用残高によって返済期間も変わります。一般的には、利用金額が大きければ大きいほど、支払期間は長くなります。
リボ払いと分割払いでは、支払回数を固定するか、返済額を固定するか、利用金額や利用頻度によっても使いかたが異なります。どちらの方法にすべきか迷う場合は、優先したい基準を決めた上で利用しましょう。

「分割払い」と「リボ払い」を比較してみよう

同じ金額の商品を購入するにしても、分割払いとリボ払いでは、支払総額と手数料に差が生じます。クレジットカード払いでお得に買い物をするなら、月々の支払額と手数料をそれぞれ比較した上で、支払総額をイメージしてみましょう。 ここからは、分割払いとリボ払いのどちらがお得か判断するためのポイントを解説します。

毎月の支払額で比較

分割払いとリボ払いの比較で重要なのが、毎月の支払額です。
分割払いの場合は、回数によって月々の支払額が変動します。少ない回数で支払いを完了させようとすると、月々の支払額は大きくなります。分割回数によって月々の支払額がいくらになるのか、しっかりと確認しておきましょう。
リボ払いは、毎月の支払額を一定にできます。利用残高に関係なく支払額が一定であることが、大きなメリットです。毎月の支出が常に一定になるため、支払いの管理がしやすくなります。クレジットカード会社から請求書が送られてきたときに、「想定よりも支払額が高額でびっくりする」ということはありません。
支払総額を優先して考える場合、分割払いのほうがリボ払いよりも支払総額が少なく済むケースが多く見られます。

手数料で比較

分割払いとリボ払いの比較では、手数料にも注目しましょう。クレジットカード払いを選択すると、リボ払いでも分割払いでも手数料が掛かります。とはいえ、分割払いに関しては、分割回数が2回までは手数料が発生しないケースがほとんどです。分割払いの手数料は、実質年利に○~○%といった形で幅を持たせて設定されていることが多く、実際の利率はカード会社によって異なります。
リボ払いの手数料の利率は、支払額に関係なく固定されます。カード会社により利率は異なるため、具体的な実質年率はカード会社の公式サイトや利用規約を見て確認しておきましょう。リボ払いの手数料は、返済残高全体に掛かる仕組みです。
例えば、3万円の商品Aをリボ払いで買い、さらに2万円の商品Bもリボ払いで購入した場合、商品Aと商品Bの合計金額である5万円に対して手数料が掛かります。
一般的には、リボ払いより分割払いの方が実質年利率が低い傾向にあります。また、分割払いの手数料は、支払回数に応じて手数料が変動するため、短期間で完済できればリボ払いよりも支払総額を減らせてお得です。ただし、分割払いは商品単体に対して手数料が発生します。

「分割払い」と「リボ払い」は上手く使い分けることが大切

返済比率はどのくらいが適切か

分割払いとリボ払いには、それぞれにメリットとデメリットがあります。支払回数や手数料の実質利率によってもお得度は異なるため、一概にどちらの方がお得になるとは言えません。
クレジットカード払いを選択する場合は、リボ払いと分割払いを上手に使い分けることが大切です。
ここでは、分割払いとリボ払いを使い分けるポイント、支払い変更の有無について解説します。

分割払いはどんなときに使う?

分割払いを使うおすすめのシーンは、以下の2つです。

・一括で購入するのが難しい場合
・トータルの支払額を抑えたい場合

クレジットカード払いの支払総額は、「一括<分割払い<リボ払い」の順に高くなります。一括で購入が難しい場合は、リボ払いより分割払いの方がお得です。さらに、分割払いは支払回数が明確なので、返済計画を立てやすく無理のない支払いが目指せます。
すでにクレジットカードで一括払い・2回払い・ボーナス払いで買い物をした場合でも、後で分割払いに変更できるカードがあります。「一括払いまたはボーナス払いの予定だったが急な出費が発生した」という場合は、分割払いで支払い負担を軽減しましょう。
ただし、分割手数料・分割回数・手続きできる期限はカード会社によって異なるため、事前に確認が必要です。また、後で分割払いに変更する場合は、1件ごとの適用されます。

リボ払いはどんなときに使う?

リボ払いを使うおすすめのシーンは、以下の3つです。

・一括で購入するのが難しい場合
・支払額を一定にして管理を楽にしたい場合

リボ払いは、一括購入が難しい場合に役立ちます。一度にまとまったお金を準備する必要がなく、出費が重なったときの買い物も安心です。支払額を一定にできるため、月々の支払い負担を軽減し家計管理を楽にできます。
一方で、毎月の支払額は減らせるものの、支払総額は大きくなる可能性もあるためバランスを見ながら計画的に利用しましょう。 返済金額を低く抑え、余裕のある時に繰上返済を行うことで支払管理を行うことが可能です。
クレジットカードで一括払い・2回払い・ボーナス払いを選択した場合でも、後でリボ払いに変更できます。急な出費や大きな出費が重なり、月末の明細書を見て支払いに不安を感じた場合は、リボ払いを検討しましょう。後からリボ払いも選択できることを知っておくことで、支払いへの精神的な負担も軽減できます。

分割払いからリボ払いへは変更不可

クレジットカード払いで分割払いを選択した場合は、リボ払いへ変更できません。リボ払いへの変更の有無は、下記のとおりです。

分割払いからリボ払いへ変更

×

2回払いからリボ払いへ変更

一括払い・ボーナス払いからリボ払いへ変更

一括払い・ボーナス払い・2回払いを選択した場合は、後からリボ払いへ変更ができ、クレジットカードによっては、分割払いにも対応しています。
リボ払いに変更する可能性がある場合は、分割払いは避けた方が無難です。
一括払い・ボーナス払い・2回払いからリボ払いへ変更するには、カード会社への電話またはWebサイトでの変更手続きが必要です。多くのカード会社では、変更手続きの期限を「口座引き落とし日の数日前まで」「1回目の支払い前」のように定めています。
そして、リボ払いへの変更後は、キャンセルや一括への変更ができません。支払方法を変更する場合は、月々の支払額だけでなく手数料の面も理解した上で検討しましょう。

リボ払いが複数ある場合はカードローンがおすすめ

リボ払いの手数料は返済残高全体に掛かるため、リボ払いが複数ある場合はカードローンを利用する方法もあります。カードローンは、無担保・無保証人で貸付を行うサービスです。
カードローンの利用により、下記に該当する借り入れを一本化して返済負担を減らせます。

・クレジットカードのショッピング残高
・リボ払いの残高
・クレジットカードのキャッシング残高
・賃金業者からのキャッシング残高

カードローンを利用するメリット・デメリットは、下記のとおりです。

メリット

デメリット

・月々の返済負担を軽減できる
・支払総額を減らせる場合がある
・返済手続きが楽になる

・必ず一本化できるわけではない

カードローンの対象外となったショッピング残高やキャッシング残高は、継続して返済を続ける必要があります。
カードローンの利用後に新たなリボ払いが発生すれば支払い負担も大きくなるため、返済計画をしっかりと立てましょう。

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まとめ:分割払いとリボ払いを使い分けて、計画的にクレジットカードを利用しよう

「分割払い」と「リボ払い」は、クレジットカードによる支払いを複数回に分ける方法です。
分割払いは、2・3・6・10回など支払回数を指定して支払えます。分割払いのメリットは、返済計画が立てやすいことです。一方で、月々の返済金額を変更できないことや複数の分割払いがあると把握が難しくなることなどのデメリットもあります。
リボ払いは、毎月の支払金額を設定して支払う方法です。月々の返済金額を調節できることや支出管理がしやすい点がメリットですが、支払総額が高くなりやすく返済期間が長期間しやすい点はデメリットです。
分割払いとリボ払いは、手数料・支払総額・支払回数などが異なります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴や違いをよく理解した上で選択しましょう。
クレジットカード払いで支払総額を抑えるには、一括払いが適しています。分割払い・リボ払いは一括払いが難しい場合の選択肢として検討するとよいでしょう。
リボ払いが複数ある場合は、ショッピング残高やキャッシング残高を一本化できるカードローンを利用するのも1つの方法です。複数のリボ払いをまとめたいと考えている方は、スルガ銀行グループのカードローンダイレクトワンに相談してみましょう。

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