リボ払いの返済ができないと新たな借入ができなくなる可能性も！トラブルになる前に見ておきたい3つのこと

一括払いは難しい金額の買い物をする場合、定額で分割払いができるリボ払いはとても便利です。
最近はリボ払いにするとポイントが倍になるなど、クレジットカードでもリボ払いを推奨するキャンペーンをやっているので、必要がなくても利用してしまう方もいるかもしれません。
しかし、気軽に利用できるリボ払いでも返済ができなくなると、新たにローンが組めなくなるなど日常生活で困ることが起きる可能性があります。
ここではリボ払いの危険な側面や、トラブルになる前に見ておきたい3つのことをご紹介します。

限度額まで買い物をしても、毎月決まった金額を支払えば良いリボ払いはとても便利ですが、注意点もあります。
ここでは、リボ払いの便利な面と注意点をご説明します。

リボ払いなら好きな金額で返済可能！

クレジットカード会社によって規定額は異なりますが、リボ払いは3,000円、5,000円など自分で金額を設定して支払うことができるので、無理なく返済出できるというメリットがあります。
一括払いのみの商品でも高額な商品でも、クレジットカード会社が先に支払ってくれるので、限度額までなら返済を気にせず買い物ができます。

利用残高が増えるほど手数料の割合が増える！

毎月定額で返済ができるリボ払いには手数料がかかります。
この手数料は利用残高に比例して高くなっていくため、利用額が増えれば増えるほど手数料の割合も増えていきます。
例えば、月々10,000円のリボ払いであっても手数料が8,000円かかっている場合もあります。
そのため元本（商品代金）の返済が終わらず、また買い物をするとさらに手数料の負担が増え、支払いが延々続くという危険性があるのです。

便利な側面	注意する側面
いくら買い物をしても支払額が一定	利用残高が把握しづらい
好きな時に繰上げ返済できる	金利・手数料が高い
口座残高や収入が少なくても買い物ができる	生活水準以上の買い物をしてしまう
ポイントの付与率が高くなる	利用する限り完済できない

お支払いが滞ったとき

リボ払いにすれば、カードを使いすぎて支払いができないという事態を防ぐことができます。
しかしリボ払い自体が払えなくなってしまったら、他の金融会社から借金をしたり、他のカードでローンを組んだりしなくてはいけなくなります。

家も車も買う予定はないから、金融トラブルがあっても支障はないと思う方もいるかもしれません。
しかし、急な葬儀でまとまったお金が必要になったり、子どもの進学でローンを組む必要が出てくるなど、人生には思わぬところでローンが必要になることがあります。
ですので、リボ払いでトラブルになる前に注意しておくべき3つのことを覚えておきましょう。

支払いが遅れそうな時はカード会社に連絡をする

支払いを滞納している状態を放置すればするほどライフプランの再構築が困難になりますので、支払い日に入金できないとわかった時点でカード会社に連絡をしましょう。
電話をするのは抵抗があるかもしれませんが、トラブル防止のため例え支払いが1ヶ月先延ばしになるとしても必ず連絡をしてください。

繰上げ返済をする

リボ払いは、利用期間が長くなればなるほど手数料は膨れ上がって元本の返済が終わりません。
これがトラブルのもとになることも多いので、繰上げ返済を心がけましょう。
余裕があるときは、5,000円でも10,000円でも多く返すようにすれば元本が減らせるので、手数料を節約することができます。
リボ払いは定額を払い続けなくてはいけないイメージがあるかもしれませんが、決められた返済金額より多く返しても問題ないので、少しでも多めに返済していくようにしましょう。

返済可能な金額になったら1回払いに変更する

ある程度まで返済金額が減って、支払いのめどが立ったら、リボ払いをやめてしまう方法もあります。
支払いが厳しいときだけリボ払いを利用して、払える金額になったら一気に返済するという方法を身につけておけばトラブルになることはありません。

利用金額を把握して上手にリボ払いを活用しましょう

リボ払いの一番怖いところは、クレジットカードを利用している感覚が無くなってしまうことです。
一括払いであれば利用金額を把握できますが、リボ払いは何を買っても定額なのでお金を使っている意識が薄く、許容量以上の買い物をしてしまうことが多いです。
しかし、リボ払いの金額ではなく利用金額を把握していれば、毎月の負担を軽減しながら高額な商品の購入も可能になります。
リボ払いは無計画に使うと危険ですが、計画的に使えばとても便利ですしポイント還元率も高いので、利用金額をしっかりチェックして上手に使いこなしましょう。