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コラム(2016年01月29日)

主婦・専業主婦のキャッシング(カードローン)審査注意点

主婦・専業主婦のキャッシング(カードローン)審査注意点

家計を管理する主婦の中には、急な出費が必要なときに、キャッシング(カードローン)の利用を考える方も少なくありません。現在では、さまざまな金融機関や消費者金融のテレビCMを見る機会も増え、キャッシング(カードローン)が身近になりました。
キャッシング(カードローン)を利用するときは、借りるための基準や審査についてきちんと理解することが大切です。そこで今回は、主婦の方向けに、ローン会社の審査基準、必要な書類や条件などをご紹介します。

主婦はお金を借りられるか

主婦はお金を借りられるか

主婦と一口にいっても、人によって状況はさまざまです。金融機関の貸付対象になる主婦は、下記の3パターンに分けることができます。

1.パートやアルバイトなどにより毎月一定の収入がある方
2.配偶者に一定の収入があり、借入れに対して同意を得られる方
3.自身に一定の収入がなく、配偶者の同意も得られない方

このうち一定の収入がある1.の主婦の方や、配偶者の同意を得られる2.の方は、金融機関に「返済能力」があると判断されるため、比較的審査に通りやすいでしょう。しかし、自身の収入がなく、配偶者の同意も得られない3.の方は、審査に通ることは難しいかもしれません。
なお、ダイレクトワンでは上記1.に該当する主婦の方へ「Lady 1st」という名称でキャッシング(カードローン)サービスを提供しています。

審査では何を見ている?

審査では何を見ている?

金融機関は、「返済能力」がある人を対象に貸付けを行ないます。そのため、審査では「返済能力」があるかどうかを判断されます。
まず、ご自身または配偶者に収入があることは必須条件です。なお配偶者に収入がある場合であっても、前述のとおり借入れに際して配偶者の同意が必要なケースがありますので、注意が必要です。
収入に関しては年収だけでなく、収入が安定しているかどうかも見られています。

また、居住形態も重要な審査基準です。持ち家と賃貸住宅では、一般的には持ち家の方が返済能力が高いと判断されることが多いようです。持ち家の購入にあたり、多くの場合は銀行で住宅ローンを組むことになりますが、一定の信用力がなくては銀行から融資を受けることが難しいためです。
賃貸住宅にお住まいであれば、居住年数の長さが重要です。居住年数が長い=「継続的に家賃を支払い続けている」と考えられるため、安定的な収入があるとみなされやすくなります。

さらに、他社で借入れをしているかどうかも審査基準です。すでに他社から借りているときは、延滞がないことが何よりも大切です。
また、申込時に記入した借入金額と実際の借入金額が大きく異なると、お金の管理ができないと判断されかねないため、借入額は正確に記載しましょう。

審査に必要な書類は

パートやアルバイトなど、一定の収入がある主婦の方は、本人確認できる免許証やパスポート、健康保険証などの書類を準備しましょう。基本的に、印鑑や保証人などは必要ありません。ただし、希望する借入額が多いときは、源泉徴収表や給料明細などの収入を証明する書類が必要になることがあります。

一部の金融機関では一定の収入がある配偶者の同意が得られる主婦の方は、本人に収入がなくてもキャッシング(カードローン)の申込みが可能ですが、多くの場合、自身に一定の収入がある主婦の方よりも多くの書類を用意しなければなりません。
たとえば、住民票などの婚姻関係の証明書、本人確認ができる書類、配偶者同意書、配偶者の収入証明書などが必要になるようです。

専業主婦がなかなか借りられない理由

一定の収入や配偶者の同意がない専業主婦の借入れは、なぜ難しいのでしょうか。それは、2010年に完全施行された改正貸金業法における「総量規制」という制度のためです。多重債務に苦しむ人を増やさないための措置として生まれたこの制度は、貸金業者に対して「年収の3分の1を超える金額」を貸し出すことを原則禁止しています。
そのため、自身に収入のない主婦の方は貸付けを受けることは難しいのです。また、収入のある配偶者の同意を得て借り入れる場合も、本人及び配偶者の借入れ合計額が夫婦の年収の3分の1以内である必要があります。
しかし、改正貸金業法は、貸金業者を対象にした制度で銀行は対象外であるため、一部の銀行では収入のない主婦であってもキャッシング(カードローン)の申込みが可能になっています。

おわりに

急な出費のときには非常に便利なキャッシング(カードローン)ですが、主婦の方に限らず、金融機関からお金を借りるうえで最も重要なことは、「無理のない金額を借り、きちんと返済する」ことです。お金は計画的に借り、返済の努力を惜しまないようにしましょう。

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