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コラム(2016年04月05日)

代位弁済とは?信用保証協会による代位弁済の求償権と第三者弁済

代位弁済の求償権と第三者弁済

キャッシング(カードローン)を利用している方が、万が一返済できなくなってしまったとき、「代位弁済」や「第三者弁済」が実行されることをご存じでしょうか。「代位弁済」とは、簡単にいうと、保証会社など利害関係のある第三者や、保証人でない親族や友人など利害関係のない第三者が、債務者に代わって金融機関に返済することです。

代わりに返済してくれるなら安心と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、代位弁済には、保証会社が持つ「求償権」が伴います。また、第三者弁済においても、条件次第では求償権が発生します。
ここでは、代位弁済とはどのようなものであるかと、保証会社による代位弁済の求償権、第三者弁済との違いについてご紹介します。

代位弁済とは?

金融機関は融資を行なう際に、万が一返済できなくなったときに備えて、融資を受ける人に対して保証人を立てるよう求めることがあります。一般的に、住宅ローンなどの有担保ローンにおいては、信用力のある人を保証人として立てることが融資の条件になっていることが多いです。保証人は、融資を受けた本人が何らかの理由により返済不能に陥ったとき、債務者に代わって返済を行ないます。

カードローンの場合は手軽に利用できるよう、“原則として保証人不要”と規定されていることがほとんどです。そのため融資に対し保証をまったく付けない場合もありますが、保証人の代わりに「保証会社」を付ける場合もあります。
保証会社を付ける場合、融資を行なう会社は保証会社に対し一定の保証料を支払う代わりに、返済を保証してもらいます。保証料は、融資を受ける人が別途支払いをする場合もありますが、多くは金利の中に含まれています。
代位弁済とは、(保証会社の保証を付けた)キャッシング(カードローン)などを利用し、万が一返済ができなくなってしまったときに、保証会社が、金融機関に返済を肩代わりし、債権が弁済者に移行することです。

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代位弁済の求償権

代位弁済の求償権

代位弁済がなされると、保証会社に債権が移行するため、債務者は、弁済者である保証会社に対して債務を負うことになります。そのため、代位弁済が実行されたからといって、返済義務が消滅するわけではありません。
契約した金融機関への返済義務はなくなりますが、肩代わりしてくれた保証会社への返済義務が生じるわけですから、債権者が変更されただけに過ぎません。

保証会社は、代位弁済をすることによって「求償権」を得ます。求償権とは、立て替えた金額を返済するよう、債務者に請求できる権利のことです。
代位弁済が行なわれた後は、保証会社から債務者へ一括返済を求める通知が届きます。
交渉によっては、一括返済ではなく長期の分割返済を認めてもらえることもあります。
なお代位弁済が行なわれると使用していたカードローンは解約され、新たな借入れを行なうことはできなくなります。また、事故情報として個人信用情報機関に登録されるため、一定期間は他社からの借入れも難しくなります。
キャッシングやカードローンを利用する際は、代位弁済が実行されることのないように、計画的に返済しましょう。

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代位弁済と第三者弁済の違い

代位弁済と第三者弁済の違い

第三者弁済とは、債務者に代わって第三者が弁済することを意味します。そのため、保証会社による弁済も広い意味では第三者弁済に当たります。しかし、ここで注意しなければならないことは、全ての第三者弁済が代位弁済になるわけではないということです。

保証会社は、いわゆる保証人であるため、利害関係のある第三者です。そのようなときは、法的に無条件で求償権が与えられ、代位することが認められます(法定代位)。
しかし、保証人でない親族や友人が、債務者の意思に反して債務者の代わりに弁済をするとき、弁済による代位はできません。
利害関係のない第三者は、債権者の承諾を得て、かつ原則として債務者の同意のうえで弁済をしたときのみ、代位することが認められます(任意代位)。

おわりに

今回は、代位弁済や第三者弁済、求償権についてご紹介しました。代位弁済や第三者弁済は、キャッシング(カードローン)の返済が厳しくなった際に実行されます。万が一、保証会社によって代位弁済されたときは信頼がなくなり、新規の融資を受けることは難しくなるでしょう。
代位弁済や第三者弁済が行なわれることがないよう、キャッシングやカードローンを利用する際は、あらかじめきちんと返済計画を立てることが大切です。
なお、スルガ銀行グループのダイレクトワンのホームページでは、毎月の返済金額や返済期間を算出する返済シミュレーションを利用することができます。返済シミュレーションを活用し、無理のない借入れ計画を立てましょう。

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