カードローン・キャッシング コラムCOLUMN
キャッシング(カードローン)を利用するためには、必ず事前に審査を受けることが必要です。審査に通ることができずキャッシングを利用できないケースもあるため、保険として、複数の金融機関に同時申込みをする方もいるでしょう。
そこで今回は、キャッシング(カードローン)の複数同時申込みについてご紹介します。これからカードローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
複数の金融機関において、同時にキャッシング(カードローン)の申込みを行なうことを禁止する決まりはありません。そのため、キャッシング(カードローン)の複数同時申込みは可能です。
しかし、複数の金融機関に同時に借入れを申込んだことは、個人信用情報機関を通して申込先の金融機関に伝わることになります。
複数同時申込みは、万が一審査に通らなかったときの保険になる反面、後述のとおり審査においてマイナスに影響する可能性もありますので、慎重に行なうようにしましょう。
複数同時申込み自体は何社まででも可能ですが、審査においてマイナスにならない申込み件数はどのくらいなのでしょうか。
一概に何社までならOKとは言えませんが、一般的には、数社程度にとどめておいた方が良いと言われています。短期間に多くの金融機関に申込むことは、場合によっては金融機関に良い印象を与えない可能性もあります。
複数同時申込みが審査においてマイナスに影響するかもしれない最も大きな理由として、2006年の改正案貸金業法で定められ、2010年に完全施行された貸金業法の「総量規制」が挙げられます。
総量規制によって、消費者金融が貸付けられる総額は「年収の3分の1以下」になりました。つまり、年収300万円の申込者に貸付けられる金額は他社の融資を含めた合計100万円以下であるため、複数同時申込みを受けた会社としては、安易に審査を通すことはできません。総量規制を超えた貸付けを行なえば、法律違反になるためです。
また、仮に短期間のうちにたくさんの金融機関に申込みを行なうと、一定期間クレジットカードやキャッシング(カードローン)の審査に通りづらくなることもありえます。
他社の審査で問題があった方が、さまざまな金融機関に申込みをしているのではないか、と判断される可能性があるためです。
そうなると、本当にお金が必要になった時や、クレジットカードを作る必要が出てきた時に契約ができず、非常に困ることになるかもしれません。
複数同時申込みは、なるべく行なわないようにして、自分に合った金融機関を見つけ、厳選して申込むようにしましょう。
今回は、キャッシング(カードローン)の複数同時申込みについてご紹介しました。複数同時申込みを行なうこと自体は自由であり、何社までしか同時に申込めないなどのルールや法律はありません。
しかし、複数同時申込みは、金融機関に対して良い印象を与えないことも考えられます。同時にたくさんのキャッシング(カードローン)に申込めば、それだけ審査に通る可能性が上がるわけではないことを覚えておきましょう。複数同時申込みを行なうよりは、各金融機関の商品性やサービスを比較し、できるだけ絞り込んで申込むようにしましょう。
しかし、複数の金融機関の審査を受けて、複数のキャッシング(カードローン)を利用すれば、その分返済の負担も大きくなります。キャッシング(カードローン)を利用する際は、本当に必要であるかじっくり考えてから申込みをするようにしましょう。